蟹頂きました

自分でなんとかするの初めて!食べてる最中、指をかなり負傷しました(笑)毛蟹トゲトゲ。

縁あって、三陸カニさんとイカさんを頂きました。一人暮らししてると、カニ丸ごとお買い上げとかなかなかないので、非常に貴重な経験だったわけですが。

生き物を、生きてるままの姿から調理して頂くという経験は、もっとしなきゃいけないですね…。本当に命を頂くことに感謝ができます。切り身じゃ生きてる感じつかめない。
この蟹さんは蟹味噌から足の身までとってもおいしかった!
食べる直前まで、本当に海にいる蟹そのまんまだし、関節とかすっごい動くし、母に「まず甲羅を手で外して…」とか言われて、ええ!!手ではがすの!?とか思ったけど意外と簡単に外れて、蟹味噌とっても美味しくて夢中になって食べちゃうし、身も美味しくって、気が付いたらばきばき蟹を解体していた私なのですけれども。
この蟹さんは子供だったのかお父さんだったのかお母さんだったのかわからないですけど、可哀想ですよね、こんなばきばきにされちゃって。
だから命を頂くことに感謝。せめて私にできるのは、美味しく頂いて、すみずみまで全部私の細胞の栄養にすること。


私ね、先日『セヴァンの地球のなおし方』という映画を観ました。そこで鮫の話題が出てきました。鮫のヒレ…フカヒレって高く売れるんですよね。
鮫を捕まえて、ヒレだけとって、そのまま海に返す…捨てちゃう映像を目の当たりにして、心臓にナイフを刺されるような衝撃を受けました。当然ヒレを取られた鮫はそのまま死んでしまいます。
信じられなかった。せめて命を奪うなら、最後までちゃんと頂くのが礼儀でしょって。

でも私たちの生活は、こんな事実の上に成り立ってる。鮫だけじゃない。すべての生き物が動物が植物が大量生産され、無駄にされている。それは私たち消費者の便利さのため。それを私たちが求めた結果。

何を言ってもきれいごとにしか過ぎないけれど…それでも私は、私にできることをひとつずつやっていきます。食べ物を無駄にしない。排水溝から環境を汚すものをできるだけ流さない。生分解される洗剤やバス用品を選ぶ。広める。「自分ひとり」の力が集まれば、必ず流れは変わります。