システムの価格

ITシステムの価格は高すぎるなぁと、SIerに入社して仕事をするようになってずっと感じていました。

そもそも「価格」というものは市場が決めるものではないのでしょうか。需要と供給のバランス。作業量・人数・時間の積み上げで決まるものではないはずです。

大量一括生産ではないから?
よく言われるように職人の世界だから?

伝統工芸品、手作りのものの値段が高いのは、そこに価値を見出す人がいるからです。システムに対して、納得して膨大な金額を払っている顧客が一体どれくらいいるのでしょうか? 今はシステム投資が流行のようにもてはやされている感があるため、大きな会社ほどたくさんお金を出してくれますが。


どうしてここまでシステムの値段に対して違和感を感じるのか、その理由が分かりました。
そのシステムを導入した効果が、定量的に評価されていないためです。
効果が金額として現れていて、それがそのシステムに投資した金額と比較できれば、そのシステムが高いか安いかが判断できます。

納得感のある価格のためには、


一番の課題は最後の「作り方」なんでしょうね…。