すべては信念から動き始める

何ができる?
ここから私は何をする?

MLI特別イベント、「〜小さなこの手で、大きく世界を変えていこう!〜 ウルルン起業家・山口絵理子さんに聞く 働き方・生き方・夢の叶え方」に参加しました。

講師は株式会社マザーハウス社長・山口絵理子さん。
生い立ちから今までのいろんな出来事の話をしてくださったけれど、結局すべては哲学・信念とつながっていて、そこから導かれたもの。強い信念から「やる!」と決めたら、やり方はいつか誰かが考え付く。一人ではできなくても、いつか誰かが協力してくれる。心底やりたいことを強い思いで「決めて」さえしまえば、それはもう実現したも同然なんだ。
それを強く強く感じた講演でした。
世の中には勉強ブームからたくさんノウハウ本があふれていて、私もそういうものについ手を伸ばしてしまうのだけれど、つくづく小手先のスキルなんてどうでもいいんだと思います。何かを「やる」と決めたら、必要なものは体の底から必然的に求めるもの。それは必ず手に入るのです。逆に、「今」どうしても「必要だ」と思えるものでなければおそらく習得できないのでしょう。

私は本講演を聞くにあたり、山口さんの略歴を見て、「まわっていくビジネス」に興味を持ちました。フェアトレードではなく、本当の意味で対等にビジネスを継続していけるビジネス。でもそれは、先に考えることではないんだと。「やりたいこと」が貢献につながるのであれば、必ずまわっていく形に持っていけるのだと思いました。強い信念さえあれば。

印象的だったのは、「ない」って言ってたらキリがない、と何度もおっしゃっていたこと。哲学に従って、ここからできること、ここでしかできないことを必死に探されたのでしょう。そして「チーム」を大事にしてらっしゃること。一緒に働くメンバーを、本当に大事にしていることが、口調や笑顔から伝わってきました。


じゃあ私は?この強い感動をもらって、私は何ができるだろう。私には誰に反対されても曲げずにいられる大きな信念があるとは自信を持っては言えません。できることは何か、まだずっと、考えています。
山口さんの生い立ちを振り返ると、最初からこの大きな信念を持っていたわけではないと思うんです。そのときそのとき、やりたいと思ったことを必死に努力してやってきたその先に、今の強い信念を持つに至ったのだと思うんです。一番初めは小さな願望から、それに向かっていく中でみえてきたものだと思うんです。
だったら私も、「今」できること、目の前のこと、心底やりたいと思えることを一生懸命やればいいんだ。それすら見つからなければ、中村文昭さん流に言えば「人を喜ばせることをすればいい」。とにかく必死になって動くこと。そこで見えてくるものがあると信じて、「山口絵理子さんの講演会で人生変わったのよね」と言っている10年後の自分を想像して、昨日より今日、今日より明日、小さな一歩ずつでも進んでいきたい。完璧を目指すことは難しい。だけどちょっとずつカイゼンすることなら私にもできる。
この感動を、忘れない。考え続けることはやめてはいけない。