友達作りを大学が支援

こんにちは!はるじです。今日は電車の中で見かけた記事の紹介です。

友だち作り、大学がお手伝い 入学前からSNSや交流会

「大学に入ったら、友だちができるだろうか」。入学前の高校生らの不安に応えようと、大学が「友だちづくり」の手助けに乗り出している。インターネットの交流サイト(SNS)を作ったり、入学前の準備教育でイベントを実施したり。友だちができないために大学になじめず中退する人を減らそうと手間ひまかけて応援するようになった背景には、合格発表から入学まで半年近く時間が空く推薦・AO入試の普及があるようだ。

(中略)

同学部がSNSを導入したのは2年前。推薦入試やAO入試で前年秋に合格が決まった人に、高校までの勉強を学び直す入学前準備教育を行うようになったことがきっかけだった。

(中略)

同学部の辻森淳教授は「高校から1人だけ入学する学生らに不安を訴える子が多い。一般入試なら直前まで受験勉強をするので考える時間がないが、推薦・AO入試の合格者は入学まで半年も間が空くので不安が大きくなるようだ」と話した。
大阪学院大・同短大(大阪府吹田市)は、「リアル」な友だちづくりの場として、毎年3月に入学予定者の集いを開いている。友だちをつくって大学生活をスムーズに始め、ひいては中退する学生を減らす効果を期待している。
在学生が主導してゲームや自己紹介をして交流するという。

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201009090152.html

最初見たときは口があんぐりでした。友達作るのって大学が支援するものじゃないでしょう。。サークルとか授業とかそもそもいろいろ交流の場がある大学で「友達作り」をわざわざしないといけない人というのはこういった交流の場があったとしても活用できないんじゃないでしょうか。

先日、NHKのめちゃくちゃ暗い無縁社会特集も見ましたが、なんていうか、何故ここまで他人と関われない人が増えているのでしょう。これも日本の閉塞感の一因かな?と思います。

人間が最も恐れるのは、他人からの拒絶だそうです。これも拒絶を恐れ、楽を選んだ結果なのかも。

面と向かっての拒絶が多分一番怖い。だからメールを使う人は多い。
今は一人でいても生きていける世の中になりました。誰と話をしなくても、インターネットで情報収集はできます。昔は我慢しても人に聞かなきゃいけなかったことでも、パソコンがあれば自分で調べられるようになりました。そこでは相手の反応を気にする面倒さもない。ただ対面コミュニケーションの機会は減っていく。

実に2極化してる。インターネットは非常に便利。だけどそこに逃げ込んじゃいけない。

今の日本は、大人であれば一人でも生きていけるけれど、それは何かとっても大事なものを捨てた生き方だと私は思うのです。
人生うまくいく人には、必ず協力者がいます。いつか自分が死んだとき、棺桶のまわりに何がほしいですか?という質問に、「人」と答える人は8割を越すそうです。お金をどれだけ持っていても不幸な人はいますが、愛する人に囲まれているひとは、不幸だと感じることは少ないのではないでしょうか。


ご多分にもれず、私もインターネット世代で、人当たりはいいけれども深いところのコミュニケーション能力は決して高いとは言えません。人の「顔色をうかがう」のではなく「反応を見る」というのは非常に勉強になります。ナマモノですからね。
私は最近顔を合わせてのコミュニケーションを本当に重視していて、ネットを介して人と交流することはすっかり減ってしまいました。確かにネットは手軽ですし出会いの可能性は無限大だとは思いますが、やっぱり信頼関係を築くなら対面でのコミュニケーションが一番重要。

そして、大きな影響力を持つ、私の尊敬する方々は口を揃えてこうおっしゃいます。
「心から相手のことを知りたいと思うこと。今の自分で最大限目の前の方のお役に立ちたい、と思ったら信頼関係はすぐ作れる。結局は何を話したかではなく、相手のことをどれだけ強く想っているかどうかだ」

まだまだまだまだfor meな私。毎日毎日意識するところからスタートです。