幸せってなんだっけ――桂三枝のああ夫婦

桂三枝のああ夫婦―「新婚さんいらっしゃい!」でわかった幸せの法則
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桂さんが「新婚さんいらっしゃい」で司会を務めた37年間で見てきた夫婦を，彼自身の考え方も交えながら語ります．

やっぱり幸せの極意は，

p125

何ごともお互いさま，なんです，夫婦というのは．

この一文に凝縮されています．好きなだけではやっていけない．その気持ちを思いやりにまで昇華させないと，結婚なんて長続きしません．
因みに別の本によると，いい女になる，素晴らしい相手を見つけるための条件は「ギブ＆ギブン」だそうですよ．それから「待つ」とか．これだけ聞くと「なんで女だけ！」なんて思いそうですねーまぁまぁｗ

貸して下さった方は「結婚したくなくなった」そうですが，この本の文章だけ読んでいると，男性は確かにそう思うかもなぁ（笑）．それでも彼らはすごく幸せそうなんだよ，という行間まで読まないとです．しかし著者によると，近年はとことん女性が強いそうで，結婚するということは「女は足し算，男は引き算」だそうです．
うーん，そんな考え方で結婚したら長続きしないんじゃないか？そこまで男性は弱いのか？
そして「氷山の一角は紛れもなく氷山」ともありますが，著者の前に現れるカップルは「テレビ的に面白い」という観点で選ばれてきたカップルです．私にはとても氷山の一角にしか思えません．
いろんなカップルがいて，幸せの形は十人十色なんだと，夫婦で一緒に作っていくものなんだということじゃないですかね．

私はと言えば，結婚したくなりました．
赤の他人同士が何億人という人間の中からお互いを選び，何十年という月日を一緒に過ごし，家庭を築き．そこに出来上がった絆ってなにものにも代えられないと思うのです．好き好きって言い合ってる恋人同士も良いけれど，きっとこの絆は手に入らない．

p28

だから，夫婦はいいんです．
それが錯覚や夢だとするなら，できるだけ長く，それが覚めんようにしたらええだけの話です．いや，覚めたら覚めたときのこと．そこから先に，新たな二人の歩みが始まります．

素敵だなぁと思います．そうやって人生を一緒に作っていこうと思える人と一緒になりたい．

とはいえ．私もまだまだガキンチョなので結婚なんて遥か遠い話．好きになった人をお互い大事にできるように，もっともっと大人にならなきゃなぁと思います．
この本を読んで具体的に心がけようと思ったことは，お互いさま精神と，手料理を練習することｗ