オフィス街のお弁当屋さんの生き残り戦略
1ヶ月ほど前、会社近くの空き店舗に新しくお弁当屋さんができました。お昼ごはんの選択肢が増えた〜☆と思い覗いてみましたら、
- メニューは丼もの数種(但しオープン特価で350円)
- これといって特筆すべき特徴なし。味も普通。
という感じで、このお弁当激戦区に一体どういうビジネスモデルで生き残っていくつもりなんだ!?と不思議に思っておりました。そもそもこの店舗は別のお店がつぶれて空いたものですから、下手するとまたつぶれかねません。
敵を知る
これまでのビル周辺のお弁当事情(競合)は以下のような感じです。
距離 | 価格 | メニュー数 | おまけ | その他 | |
ビル前出張弁当屋(ワゴン) | ◎ビル直前 | 500円程度 | 3〜5種×5店 | お茶、インスタント味噌汁など | 20分程度で売切 |
HM弁、オリジン弁当 | 徒歩6分程度 | 様々 | ◎多数 | なし | 保温 |
コンビニ | 徒歩3分程度 | 様々 | ◎弁当に限らず多数 | なし | なんでもある |
☆新弁当屋 | 徒歩4分程度 | ◎350円(オープン特価) | 数種(丼もの) | お茶 | 保温 |
今は安さに人は集まるけれど、特価が終了したら、いつまでもつか…。
勝手にカイゼン
そのお店に対して私が考えた「勝手に改善案」が以下です。お弁当という特性上、中身で競合を大幅に引き離すことはなかなかできないので、それなりに近く屋根のある店舗であることを活かし、競合がやってないことをやらないと…。まさに付加価値。
- メニューを増やす
- 飽きさせない
- セットメニューを作る
- 手作りスイーツ
- お弁当屋さんにはあまりない
- 他店を圧倒的に引き離す美味しさ
- 見た目おしゃれ
- 女性ターゲット。見た目が可愛ければ味に差がなくとも好まれる
- キーワードを設定する
- 「○○名人が作った!」「○○地方の農家からお届け!」みたいな
- 雨の日サービス
それから1ヶ月後
先日、久しぶりにこのお弁当屋さんを覗いてみたら、かなり変化がありました!
- メニュー数大幅増加
- おかずたっぷりお弁当、季節限定もの(今なら冷やしうどん、うなぎ)など
- 価格抑え目
- 450円程度
- 手作り味噌汁サービス!!(notインスタント、具沢山)
これならまた来たいと思いました!特に最後のお味噌汁は他ではないもの*1なので非常に嬉しいです(インスタントはお湯がないと飲めない…)。店舗を持ったお店ならでは!お客さんの入りも上々のようで、遅めに行くとほとんど残っていません。
最近、ネオ屋台なるお弁当屋さん(?)も出現しました。上手に競合して、今後とも我々消費者のランチタイムを潤してほしいものです♪
*1:ほか弁とかはあるかもしれないけどちと遠いし有料