どこを目的にしているか?

何を目的としているか、どこを見ているかで行動は変わってきます。

以前、とある会社の製品説明会がありました。そこで検索機能を取り入れたという話を聞いて、私は「検索ならGoogleに任せておけばいいのに…」と思いました。そして、あれ?と思った。
基本的に私は競争原理が働かないとその市場は伸びないと考えています。本来ならば、一つの市場に対しいろんな企業が参戦するのは大歓迎のはず。
しかし、私は検索はGoogle1社に任せておけばいいと思った。なぜか。

Googleは「世界中の情報を整理し尽くす」という明確な、強烈なビジョンを持っているからです。他の会社と競争しているわけではなく、そのゴールを目指している。いち早くゴールに到着するために行動していることを世間に示しています。

だから、競争相手がいなくても、Googleは伸びていくと信じられる。いや、私たちはGoogleが伸びていくことを「知っている」んです。


一方他の会社がビジョンを持っていないかというとそうでもない。この違いは何でしょうか。
私は社員一人ひとりがどれだけそのビジョンに対して「本気」かということだと思います。結局はどれだけ強く、そのビジョンを実現すると決めているか。


会社も人も、基本は同じなんですね。